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088 放課後マネキン(成功・成長の原理原則)

1.放課後マネキンとは?

女子中高生向けの衣類格安レンタルサービス。300円という破格で女子中高生向けブランドの服が借りられるサービスで、現役女子高生起業家が提供していることでも話題になりました。放課後マネキンというのは、ブランド物の服を女子高生が放課後着てあるくことでマネキンとしての広告効果を発することを意味しているようです。

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2.収益の源泉は?

1回300円のレンタル料金だけでなく、ファッションブランドへの情報提供料やブランドからの宣伝広告費が収益の源泉であるようです。

 

3.成功の肝は『マネタイズの方向性を転換したこと』

通常衣類のレンタルサービスは、レンタル料金が収益の源泉になります。しかしながら、このモデルはターゲット層が女子中高生であるためにそこからのレンタル利用料だけでは収益が不足します。価格を高く設定した場合、顧客が全くつかないことになります。

女子中高生をターゲットにすることを決めていた女子高生起業家は、いかに安くレンタルするかを考えて今のモデルにたどり着いたようです。

 

4.壁:どうやってブランド側からお金をもらうのか?

ファッションブランド側はどうしてこのビジネスにお金を支払うのか。対象衣服を着てもらい、宣伝してもらうといってもどのブランドを着ているかがわからなければ宣伝効果は薄いと思われます。

ブランド側の価値として、「流行の情報が得られる」「ブランド認知してもらい、長く使ってもらう」ことが大きな価値です。女子中高生はこれから長くファッションと付き合うことになります。その初期段階で、自社ブランドを認知し、好感を持ってもらえれば長期にわたって使ってもらえる可能性があります。

 

★成功の条件:仮説★

・顧客の立場に徹底的に立てることで、顧客本位のサービスが実現できる(女子高生にしかわからない女子高生の感覚が武器)

・ターゲット顧客層がお金を持っていないなら、サービス提供者側からお金を得る方法を探る