067 ロジザードZERO(成功・成長の原理原則)
1.ロジザードZEROとは?
クラウド型の倉庫管理システム。物流に弱い企業であっても、経験豊富なプロフェッショナルによる在庫管理のサービスを比較的安価に使うことができます。現在は1200以上の現場で活用されています。
2.収益の源泉は?
ユーザからのサービス利用料が収益の源泉です。概ね月額10万以内の価格設定がなされています。
https://www.itreview.jp/products/orihime/price#tutorial
3.成功の肝は『クラウドサービスだけでなく、導入支援に力を入れる』
ロジザードは、倉庫管理システムをクラウドサービスとして提供し、機器をレンタルにするなど安価なサービスにしていきました。加えて、在庫管理のプロによる問い合わせ対応や高度な仕組の提供ができています。
そして仕組みの提供だけでなく、仕組を使って導入・運用までをしっかりと支援することにより、成功事例の確保ができ、新規顧客の開拓にもつながっていきました。
4.壁:高い、怖いで使われない?
当初は在庫管理業務にたけていたものの、システムとしてはサーバの購入/構築からすべてシステム構築しなければならず、倉庫管理のメリットに対して費用が高すぎる問題がありました。
それ以外にも
・インターネット回線が遅いので使いにくい。
・インターネット上に、データを出したり、預けるのは不安。
・システムの専門知識の習得に時間がかかるので結局利用できない。
・物流現場には無線ハンディターミナルが必要になることが多い。けど機器が高い。
という意見があったようです。
ロジザードZERO クラウドサービスとしての歩み│EC・物流コラム│クラウドWMS(倉庫管理システム) ロジザードZERO
クラウドの技術を活用することや、機器をレンタル形式にしていくなど、技術の活用と一つ一つの課題への一歩一歩の対応をしていくことで、サービスを改善していっています。
★成功の条件:仮説★
・サービス提供の仕組みを作るだけでは不十分。導入して効果を上げるまでの支援が重要。
・課題に対しては最新の技術と、1つ1つへの愚直な対応を積み重ねる