071 AirBnB(成功・成長の原理原則)
1.AirBnBとは?
宿泊施設や自宅を貸し出し、個人間でのマッチングをするサービス。
空き部屋を貸したい人(ホスト)と部屋を借りたい旅人(ゲスト)とをつなぐ、民泊サービスです。
2.収益の源泉は?
マッチング時の手数料が収益の源泉です。 ホストとゲストの双方から手数料を徴収しているようです。
3.成功の肝は『法違反すれすれで突っ走る姿勢』
法整備ができていないなか、Airbnbは法律で禁止されない程度にサービスをどんどん広げていきました。(リスクを取って先に進む覚悟)
マッチングサービスとしてのレベルも高く、成功報酬型であったり、UIが良かったりとユーザ目線での改善を繰り返しています。
評価も見れるようになっており、口コミを見てから借りる先を決められるので、少し安心感もあります。
余剰資産を有効に活用するシェアリングエコノミーの代表的成功事例になっています。
★私も広島の結婚式にお呼ばれした際にAirbnbを利用しましたが、
他の人の家に一人で泊まるという何とも言えない感覚を味わえました。
4.壁:抵抗感の払拭?
Airbnbも創業当時は相当な苦労をしたようです。もともとはルームメイトのマッチングサービスを行い、それに失敗してイベント向けのベッド提供サービス、それも失敗して・・と失敗を繰り返し今のモデルに至ったようです。
今のモデルについても、明らかに他人を自分の家に泊まらせるのには抵抗があり、うまくいくとは思いづらいモデルです。
その際に大事にしていたポイントは、「100人の人に愛されるサービスを作ること。」つまり、万人に受けなくても100人に刺さればよいということと、その100人に対しては徹底的にデザイン思考的アプローチをすることでした。
少数のコアなユーザがユーザを呼び、浸透していくことで徐々に抵抗感を払拭していきました。
★成功の条件:仮説★
・万人受けを狙うのではなく、100人に愛されるサービスを創ること。
・そのためにコアユーザへのデザイン思考は徹底する
・失敗を繰り返すことでビジネスモデルが固まっていく。