社会の非効率、アンマッチをITで解消する!

IT事業成長、成功の原理原則や、ビジネスアイデアを発信します。

035 Pairs(成功・成長の原理原則)

1.Pairsとは?
国内で登録者数が1000万人を突破するNo.1恋活・婚活アプリ。登録者の年齢は20代~30代がメインで、18歳~34歳で全体の70%ほどを占めているようです。(2020年2月時点)

www.pairs.lv

 

ちなみに…20歳~34歳までの未婚男女は合計1,226万人程度のようですので、その半分近くが登録していることになります。が、そんなはずはないと思うので、既婚者の登録もそれなりにあるのではと想定されます。

 

  

2.収益の源泉は?
登録は無料、サービスは有料のようで、有料会員からの会費が収益の源泉です。

料金 | 【公式】Pairs(ペアーズ)

男性のほうが料金が高いですが、登録者の約7割が男性のようです。

 ※調べると、競合の「Omiai」では女性は登録無料のようです。

 


3.成功の肝は『出会い系の悪いイメージ払しょく』

最近でこそ恋活・婚活アプリがクリーンなイメージになってきましたが、以前は出会い系=危険/怪しいというイメージが強く、なかなかサービスが伸びていませんでした。Pairsは極めてマーケティングがうまいと評されていますが、アプリの色合いや課金体系(月額課金)、Facebook広告の発明、等々オンライン/オフライン双方でのプロモーション活動、ブランディングにより業界のイメージを払拭し、会員数、カップル成立数を伸ばしています。

調べれば調べるほどいろいろな工夫がなされていて、ビックデータ解析により相性のよさそうな人を見つけやすくする仕組みも提供しているようです。

 

  

4.壁:女性の登録者数増加?

男女のマッチングサービスであるために、男女の登録者比は5:5が理想です。今のPairsは男女比7:3で、少しアンバランスになっています。

女性の登録料を下げれば登録者数が増えるのかといえば実はそうでもなく、同業のOmiaiでは女性の登録が無料ですが、男女比はやはり7:3のようです。

なぜ女性は登録しないのか、調べだすと相当深い世界のようなので分析はしませんが、女性が増えると男性が増えてしまい結局7:3になる、という面もあるのかもしれません。

ヒントとして、Pairsはユーザペインに着目して細かい機能追加をスピーディにやっているようなので、女性比率問題もそのような取り組みの継続によって乗り越えると思われます。

 

 

★成功の条件:仮説★

・プロモーション・ブランディングや既存SNS活用を高度に行うことで他サービスに差をつける→1位になればデータ活用でさらに強みが増す(Pairsはヒントが多い)

・ユーザペインに着目してサービスを改良し続ける