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038 エネファームIoT(成功・成長の原理原則)

1.エネファームIoTとは?
大阪ガスが始めた、各家庭のエネファームの運転状況を遠隔から見守るサービス。エネファームのメンテナンスを楽にするだけでなく、顧客より先に異変に気付くことで迅速なサービス提供を実現しています。

 

2.収益の源泉は?
再訪問頻度の低下、メンテナンス時間削減によるコスト削減。(直接的な売上増はなさそう)


3.成功の肝は『ITトレンドを業界内でいち早く取り入れる』

 

大阪ガスは、IoTの普及に伴い自社で何かサービス化できないかを検討し、エネファームのIoT化を構想しました。この時競合で同様の動きをしている会社はなく、多くの壁にぶつかりながらも実現にこぎつけました。

それが見守りサービスや故障時の即時駆け付けなどの価値を生み、結果として普及していきました。

よくわからないから使わない、セキュリティリスクがあるから使わないという姿勢ではなく、どうすれば使えるのか検証する姿勢が成功の肝と思います。

  

4.壁:無線機器の新たな設置への抵抗感?

エネファームをIoT化するには、ネット接続するための無線機器を家庭に設置する必要があります。家庭にとっては、情報漏洩の恐れもあり無線に対する不安もあるためよほどのメリットがなければ設置は難しい。そのため大阪ガスではすでに市民権を得ているリモコン機器(給湯など)をインテリジェント化することで、家庭への普及を実現しました。

また、セキュリティに関しても必要情報を絞ることやセキュリティ対策の強化を重点的に実施しました。

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★成功の条件:仮説★

・新たな技術は他社がやっていないときこそ活用する

・新たな技術活用の壁には、今ある資産を活用できないかも選択肢に含める