社会の非効率、アンマッチをITで解消する!

IT事業成長、成功の原理原則や、ビジネスアイデアを発信します。

030 ゑびや(成功・成長の原理原則)

1.ゑびやとは?
三重県伊勢市で商店や和食堂・屋台などの商業施設を営む創業100年の老舗飲食店。DXで売上を4年で約4倍、利益率10倍を達成。さらに食品ロスを75%減などを実現し、そのノウハウを生かした小売店・飲食店へのAIサービス提供を実施しています。

同社の提供する来客予測AIは、同社適用時に的中率9割という高い精度を実現しているようです。

https://japan.cnet.com/extra/ms_ebiya_201710/35112861/2/

 

2.収益の源泉は?
店頭販売や飲食料及び、小売・飲食業へのサービス利用料。


3.成功の肝は『IT起点ではなく、業種起点』

小売・飲食に関するデータ分析のソリューションは数多ありますが、ゑびやは小売・飲食をベースとしたIT活用を展開しています。

それにより、真の意味での顧客志向が可能となっている点が差別化要因となっています。

 

4.壁:ITに弱い小売・飲食店に売れるのか?

同社で成功するAIの来客予測を他店舗にそのまま活用することは当然できません。そのため、店舗ごとの予測をすることは必須ですが、一から学習していては効果が低くなります。そこで、同社は気象情報などの共通的な領域と店舗個別のデータ分析の領域を分けて統合するような仕組みを用いています。

この場合、適用すべき小売・飲食店にとってITリテラシーが必要となるように見えます。

同社では、ダッシュボードで画面をコックピットのように扱う仕組みを取り入れ、データを徹底して見える化することでそのような問題に対応しているように見えます。

 

  

★成功の条件:仮説★

・IT起点ではなく、業種起点でサービスを展開していくことでレッドオーシャンでも頭一つ抜ける可能性あり

・自社で成功させてから、共通部分と個別部分に切り離してソリューション化する