社会の非効率、アンマッチをITで解消する!

IT事業成長、成功の原理原則や、ビジネスアイデアを発信します。

011 サイタ(成功・成長の原理原則)

1.サイタとは?
習い事をしたい人と、レッスンしたい人をマッチングするサービス。300以上の習い事を個人レッスンで習うことができます。2019年1月時点で28万件の累計マッチングを達成しています。

人気の1位はドラムレッスンのようで、ニッチだけど地域も指定したい領域での人気が高いようです。

 https://cyta.jp/ 

 

2.収益の源泉は?
ユーザからのレッスン料と講師への支払いの差額が収益の源泉です。


3.成功の肝は『ロングテールのマッチング』

ピアノやサッカー、野球など人気のある習い事は、近所で教室を探して申し込みができますが、ドラムや韓国語、イラストなどは近くに教室があるとは限らず、そこにアンマッチを感じてサービスを立ち上げたようです。

それほど広告をしなくてもすぐに応募が集まったことから、アンマッチ度合いの大きさを感じ、事業化に踏み切りました。

価値観が多様化する社会において、ニッチな領域をマッチングするサービスが成長への肝であったといえそうです。

 

4.壁:結局近くに登録者がいなければマッチングできないのでは?

サイタでは、「ワガママ言えちゃう習い事」という謳い文句をホームページトップに掲げています。ドラムのような器具を必要とする習い事であっても、希望するスタジオを指定することで、講師側がOKすれば成立する仕組みとなっています。

そのため、お互いの融通を利かせることでマッチング可能な幅を広げることに成功しています。

 いずれにしても、レッスン実施の幅が広がらなければプラットフォーム参加者は増えないため、講師の獲得がKSFであろうと思います。(これはプラットフォーマー共通)

 

 

★成功の条件:仮説★

・ニッチ領域のマッチングはニーズがある

・マッチングビジネスでは、お互いが融通をきかせることでマッチング率が高まる