012 くら寿司(成功・成長の原理原則)
1.くら寿司とは?(くらコーポレーション)
回転ずしチェーン店。480以上の店舗を展開しており、売上は年間約1400億、様々な攻めの取り組みを通じて成長を続けています。
2.収益の源泉は?
消費者からの飲食費用が収益の源泉です。
3.成功の肝は『効率化×エンターテインメントへのIT活用』
くら寿司では、タッチパネルでの注文や5皿で1回がちゃがちゃができる「ビッくらポン」、新幹線での自動寿司提供など様々な新たな取り組みにチャレンジし、顧客に楽しさを提供しつつ、店舗オペレーションの効率化を徹底しています。
くら寿司はコストリーダーシップ戦略でそれに向けた効率化・最新技術活用を徹底していますが、そこにエンターテインメント性を加えることで店舗運営管理のみならず、顧客満足度向上を実現している点が成功の肝であると思います。
4.壁:価格競争の厳しさにどう対処するか?
コストリーダーシップ戦略をとる回転ずしはそのほか、スシローやはま寿司などあり、有名チェーンがしのぎを削っています。
くら寿司は品質管理を重視し、無添加を売りとした安全性を提供することで、低価格回転ずしチェーンにおいてはやや高価格・高付加価値のポジションをとっているようです。
品質管理にもITを活用するなど、技術を戦略実現の武器として活用できていることもポイントだと考えます。
★成功の条件:仮説★
・自動化だけでなく、付加価値をつけることで自動化のメリットを倍増する
・戦略実現に向けたIT活用の徹底