041 トラノコ(成功・成長の原理原則)
1.トラノコとは?
おつりに相当する金額を少額投資に回せるサービス。最小100円単位で設定ができ、買い物時に100円未満の端数を投資に回します。(最低5円から投資が可能とのこと)投資先も3つの中から選べるシンプルなもので、運用コストは0.3%と低くなっています。
現在はマイルやポイントでの投資も可能となっており、利用ニーズの幅を広げています。
2.収益の源泉は?
月額課金による売上が収益の源泉です。トラノコは、月額300円でサービスを利用することができます。
3.成功の肝は『事業化のタイミング』
アイデアとして斬新であり、かつ今の時代の様々な流れ、動向をとらえた抜群のタイミングでの事業化が成功の肝と思いました。
「手軽に始めたい投資ニーズ×電子マネーの普及(当たり前化)×フィンテックサービスの広がり×スマートフォンの普及」これらの要素がかけ合わさって初めてサービスに対するニーズとKBFを満たしたものと思います。
10年前に事業を構想しても、おそらく成功しなかったと思われますので事業化のタイミングは非常に重要といえます。
4.壁:大企業からの模倣?
シンプルな思想であるため、他社(特に大手)の参入が容易ではと想像できます。大手が参入することによる自社内でのカニバリゼーションも少ないと思いますので、サービス化をすれば規模の経済性を発揮することができそうです。
運営するTORANOTECでは、本サービスに関する特許を7つもとっている(もしくは出願中)であり、知的財産権で模倣困難性を出しているようです。
★成功の条件:仮説★
・真似されやすいビジネスモデルは特許をとる