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010 パズル&ドラゴンズ(成功・成長の原理原則)

1.パズル&ドラゴンズとは?
パズルとRPGの要素を組み合わせたスマホのゲームアプリ。2012年にサービス開始してから累計5400万ダウンロードを達成。未だに月間アクティブユーザ数は堅調に推移をしています。通称「パズドラ

https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1905/13/news120.html

 

2.収益の源泉は?
ユーザからの課金が収益の源泉となっています。アイテムをくじ引きできるいわゆる「ガチャ」のためにユーザが課金をします。


3.成功の肝は『儲け重視より、細く長くを目指すこと』

パズドラがサービス開始したのは2012年、スマートフォンの普及に合わせた成長を見せています。そんな中で、パズドラは他のゲームと比較し、スマホでの操作性にふさわしい単純なゲーム設定と、RPGのような成長要素、コレクション要素などを揃え、かつスマホならではのバージョンアップにより飽きさせない仕組みをキープしています。

特徴的なのが、無課金でも長く楽しめるゲーム設計になっている点。設計によっては儲けを重視し、一気に収益を確保するゲームもあるが、パズドラは一貫してユーザを楽しませることに主眼を置き、ガチャ制限なども設けています。

サービスが乱立するなか、無料でサービスを提供し、課金をユーザに任せるビジネススタイルは理にかなっていると思います。

 

4.壁:無料で楽しめるのに課金するの?

パズドラは、無課金ユーザを見捨てないゲーム設計で全員を楽しませていますが、アクティブユーザのうち3割は課金経験者、そのうち3割が月3,000円以上の課金をしているとの情報があります。(やや怪しい情報ソース)

なぜ課金するのか?

パズドラに限らず、ネットゲームは消費者心理を巧みについたゲーム設計により、ユーザを課金に導いています。サンクコスト、レアアイテム、今だけ、何回か課金したら1回は必ず…。また、時間のない会社員が時間をお金で買う感覚で課金する例も少なからずあるようです。

とはいえ、課金のし過ぎで周囲から止められたり、達成感を満足させられるなど、一気に課金する人は冷めやすい傾向もあるようです。

パズドラは巧みな消費者心理をつきつつも、課金したい人はすればいい、くらいな感覚でちょうどいい塩梅の課金誘導にとどめている点が継続的な成長に寄与していると想定されます。

 

 

★成功の条件:仮説★

・サービスが乱立している現代では、支払ってからサービスを開始するのではなく、価値を感じてもらってから支払ってもらうモデルが成功する

・一気に収益化するのではなく、ユーザの継続性を重視する