008 グノシー(成功・成長の原理原則)
1.グノシーとは?
情報キュレーションサービス・ニュースアプリ。国内3,000万ダウンロードを突破し、7/2時点で評価は5段階中4.2と高評価。アクティブユーザ数は今でも右肩上がりに伸びています。
2.収益の源泉は?
広告主からの広告収入が収益の源泉です。ユーザには無料でサービスを提供しつつ、広告がニュース同様の形で目立つように掲載されます。
機械学習を重視しており、広告についても個別の関心事に合わせて掲載することができるため、マス広告に対して効果が高いといえそうです。
3.成功の肝は『技術による成長の芽が出たら考えずに取りに行く』
グノシーでは、データを徹底的に活用することで、個々にカスタマイズされたキュレーションサービスを実現しています。創業は2011年で、当時は小さかった機械学習×ニュースの市場にいち早く参加し、実績を積んでいったことが成功につながっています。
グノシーの元CEO福島氏は、海外の技術を相当リサーチしており、基礎研究論文にも目を通しながらある技術がどう応用されているのかに目を光らせ続けているようです。
4.壁:競合が激しい
類似サービスに、スマートニュースがあります。ダウンロード数もスマートニュースが上回っており、つぶされるのでは?と想像します。
どのように壁を越えているか?
・キュレーションサービスは、プラットフォームビジネスとは異なり、Winner Takes Allではない=両立が可能な領域である(使いたい人は両方使える)
・「個別に最適な情報を届ける」ことにこだわり、データ活用の技術を徹底的にレベルアップしている(技術者の獲得意欲が高い)
★成功の条件:仮説★
・新たな技術要素×既存領域で、今後成長できる芽を見出したらいち早く動く。計画ばかり立てるのはNG
・ゼロサムゲームではなく、競合・類似サービスと両立しうる市場を選択する