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095 すらら(成功・成長の原理原則)

1.すららとは?

子供向けのオンライン学習サービス。ゲーム感覚で自宅での勉強をサポートするをコンセプトに、個人向けのみならず塾や学校もターゲット顧客にしている点がユニークで、自宅学習においては学習障がいの子供を対象にしたプロモーションも行っています。

jukusurala.jp

 

2.収益の源泉は?

各ターゲット顧客からのサービス利用料が収益の源泉です。(ほかもありそうだが不明)

 

3.成功の肝は、『ターゲットを絞ったように見せるプロモーション』

すらら人気の秘訣は、ゲーム感覚のインタフェースとアダプティブ学習にあると思います。利用者が増えるほどアダプティブ学習の精度は高まるはずであり、価値は向上していきます。その一方で、講師が一人ひとりに対応していく点がサービスに深みを与えています。スタディサプリは講師の質に強みを持ちますが、すららは教材の質に力を入れていると言えます。

中でも、すららは成績が低迷する子や発達障がいといわれる子供を対象にしたと見せるようなプロモ―ションに個人的には特徴を感じました。数は少ないかもしれないけど強いニーズを持つ人に刺さるようなプロモーションというのはプロモーション効果が高いと感じます。

※最近は昔よりも発達障がいの子供が増えていると言われています。ただ実体として増えているかというとそうではなく、病院に行く人が増え、病院で自閉症などと判断される基準が低くなったのではと思います。そんな中で、親は勉強に対する脅迫的な考えが生まれるのが必然で、藁にすがるように怪しい学習塾に入るケースもあると思います。そう考えると、ゲームのように、アダプティブラーニングができる仕組みというのは強いニーズがあると感じます。

 

4.壁:EDTechブームで生き残るには?

スタディサプリをはじめ、オンライン学習プログラムは膨大な数が出てきており、大手予備校や受験校が取り組みを強化していっている現代において、競争環境は極めて厳しいと言えそうです。市場の伸びが高いことから、キャッシュを投資してシェアを獲得していく必要がありそうです。

アダプティブラーニングで強みを発揮するには、シェア獲得が重要であるため、価格低減も一手なのではと思います。

 

★成功の条件:仮説★

・少数だけど深いニーズのあるところにプロモーションをするのは効果的